コロナ禍に40代夫婦が二世帯住宅を建てる記録

40代共働き夫婦による、はじめての家作りの記録です

インタビューを受ける 事前準備

工務店を決めたところで、インタビューを受けることになりました。

今回は二世帯住宅ですので、工務店の方が

●両親の家

●私たち夫婦の家

をそれぞれ訪問し、「どんな家にしたいのか」「どんな暮らし方なのか」「荷物の量」などを確認してくれます。

 

両親には10年前に「二世帯住宅を検討している」と伝えて以来です。「検討に10年かかりましたがすみません」ということで話をしました。とても喜んでくれましたが、このあと、家の建て替えというのがこんなに大変でお金もかかるのか、ということを日々実感していくことになります・・・

 

私たち夫婦はインタビュー前に、自分たちの家のイメージを資料にして工務店に送りました。

資料には

●家族それぞれの自己紹介(趣味や休日の過ごし方など)

●必要な部屋(在宅勤務のため書斎がほしい、など)

●それぞれの部屋に希望する仕様(トイレに窓が欲しい、など)

●好きなテイストやイメージが分かる写真(SNSで好みのイメージを集めてどんどん貼り付けました)

インタビューだけではうまく伝えられないと思ったので、事前に自分たちが想像している家や好みのテイストをできるだけ資料の中で伝えられるよう意識しました。

 

当日は事前に送付した資料を見ながら、工務店の人が質問をしてくれたので、作って良かったと思います。

工務店 決めたポイント

最終的にA工務店に決めた私たち。

30年以上前とはいえ、以前に実家を建ててもらった工務店です。無垢の木を使った自然を活かした家づくりが、私たちの志向と合いました。

そして予算的にも想定していた範囲であったこと。

家のことも両親のことも知っていて信頼できること。

そんなところが決めたポイントでした。

 

他の工務店もそれぞれに魅力的でしたが

・あまり性格が合わなそうと感じた(あと・・・余計なお世話ですがすごく忙しそうで顔色が悪かったので、ちょっと健康面が心配に。)

・予算よりも高くなりそうだった

コスパは良いが、細部を見ると少しチープに感じる部分があった

というところで最終的に選びませんでした。

 

「信頼できること」は工務店を決めた当初はそこまで気にしていなかったのですが、今家づくりを進めていると、これが最も大切なポイントのように感じます。

家づくりは1年〜2年を費やして行うプロジェクトです。工務店は一緒に仕事をする仲間と考えて「この人と一緒に働きたいかどうか」という気持ちで選ぶのが良いと思います。

想定外のことが起きたり問題が発生したりしたときにも、一緒に問題を解決していける、信頼できるパートナーになってもらえるような工務店と巡り会えれば、とても心強いです。

 

この時点で両親にはまだ具体的な話をしていませんでした。今回、我々夫婦の自己資金のみで家を建てようと思っていたので、両親には工務店が決まってから話をしました。

この工務店に決めた!

工務店の候補を決めて、話を聞きにいきます。

ここで意外に時間がかかりました。土日に訪問したい場合、工務店は結構先まで予約が埋まっている、ということが多かったです。候補先をすべて訪問し終わったのは2022年の3月で、2か月ほどかかりました。

 

工務店A

30年前に今の実家を建ててくれた工務店。無垢材、自然を取り入れた家づくり。

→実家のことを覚えていてくれました。大まかなスケジュールや費用、どんな家が建てられるかということを最初に話してくれたのでイメージが湧きました。実家が建ったのは30年以上前。家づくりもアップデートされていて、年中を通して温度が安定した過ごしやすい家が作れそうでした。実家のことを分かっていてくれるので安心感も◎。

 

工務店B

実家近くの工務店。コンセプトはAと似ているが、よりモダンな雰囲気。

→こちらの質問には何でも答えます!という形の進め方でした。ところが、私たちは家のことは素人の状態。断熱性能や耐震性能などの詳しい話に「質問は?」と言われてもチンプンカンプンで、質問を出来るという状態にありませんでした。もっと家づくりのことを最初から調べてくる人を想定しているのかもしれません。

 

工務店C

知り合いの紹介。こちらも無垢材でコスパの良い家づくりが売り。

工務店Aと似た形式で話をしてくれたので分かりやすかったです。実際に住宅街の中にある建設したおうちを事務所として使っていたので、雰囲気も感じることが出来ました。4つの候補の中で最もリーズナブルに家が建てられそうでした。

 

一級建築士事務所D

サイトで見て雰囲気が好きだった事務所。

→ご自宅兼事務所を訪問しました。ご夫婦で事務所を開業され最新式のシステムを利用してすべて3Dで設計図が見られるなど、とても良さそうでした。一方で建築費用については大手のハウスメーカーと変わらないということと、施工の期間は工務店よりも長そうでした。

 

私たちはAとDで迷って、最終的には工務店Aに決定しました。

2022年4月になっていました。

 

 

工務店選び

2022年1月末。

工務店or一級建築士事務所に的を絞った私たち。

インターネットでサイトを検索して、好みのテイストで作ってくれそうな所を探していきました。

工務店の場合、建築できるエリアが決まっていることもあるので、実家の近くで探します。

 

最終的に

工務店A

30年前に今の実家を建ててくれた工務店。無垢材、自然を取り入れた家づくり。

工務店B

実家近くの工務店。コンセプトはAと似ているが、よりモダンな雰囲気。

工務店C

知り合いの紹介。こちらも無垢材でコスパの良い家づくりが売り。

一級建築士事務所D

サイトで見て雰囲気が好きだった事務所。

 

の4つに絞り、それぞれのサイトから資料を請求しました。数日で全ての会社から資料が到着。もともとサイトで気に入っていた4社なので、どこも好みの雰囲気です。

この4つにアポを取り、話を聞きに行きます。

ハウスメーカー/工務店選び

10年越し2度目の住宅建築。今度はどんな家に住みたいかということの整理から始めました。

その後、どこに依頼するのかということを検討しました。

 

私たちの感覚では

ハウスメーカー

工期が短く、流行の間取りや内装を提案してもらえる。一方で、基本的にはあるものから選択することが多そう。

工務店

工期は比較的長い。家具などを手作り(造作という)してもらうなど融通がききそう。一方で倒産のリスクなどはハウスメーカーよりもありそう。

一級建築士事務所

工期は比較的長い。センスが合えば素敵な家になりそう。一方で設計と建築は別の会社がすることになるので、きちんと管理してもらえるかは見極めが難しそう。

 

そんな印象でした。

ハウスメーカーはいろいろな経費が家の値段に乗っている印象もありました。

結局住宅展示場のイメージを引きずっているのですが…

 

我が家は、木の家に住みたかったこと、手作りが好きなこと、今風の感じよりも落ち着いた北欧風の家、自然を活かした家に興味があったので

工務店

一級建築士事務所

に絞って検討することにしました。

そして10年後…2022年

住宅展示場の営業にほとほと疲れ果て、10年ぼーっとしてしまいました。

 

でも、そんなこんなの間に私たちも良い歳だし、親も歳だし、あなたしかいないし〜ねぇぇぇ〜

 

ということで、2022年に入ってすぐ、家の話をあらためて考えることになりました。

そもそも私の両親に、二世帯を建てたいと思ってる(いずれ)という話を10年前にしてしまっていたので、10年ぼーっとしてたことも若干申し訳なく思っていました。

だからと言って何か言ってくる両親でもないので、のびのびに…

 

コロナも少し落ち着いて来たし、良いのではないかということで、改めて仕切り直すことにしました。

住宅展示場

10年前に検討し始めた二世帯住宅。

やっぱり最初は住宅展示場でしょ?と、意気揚々と乗り込みました。

特に下調べもせず、なんとなく気になったところから突撃。

アンケートに回答したあとは、素敵なお家の中を案内してもらいます。いま住んでいるマンションとはケタチの内装や設備にちょっとドギマギ。

資料をたくさんいただいて帰宅…

 

そこまでは良かったのですが、翌日から営業マンの営業電話が続き、推しが強い人が苦手な私はグッタリ。

そして、こういう営業や住宅展示場のお金も(ついでにどこの会社にもいる、仕事しない人の給料も)全部家の値段に入ってるのかぁ〜と思い始め、一気にトーンダウン。

二度と住宅展示場に足を踏み入れることはありませんでした。

 

家を建てるとき、何も分からない状態で住宅展示場に行くよりも、好みのテイストや住みたい家の雰囲気をある程度整理してから行けば違ったかもしれません。